チェコ

チェコ移住への道!基礎データと人気の都市・生活費も紹介

チェコ移住への道! 基礎データと人気の都市 生活費も紹介

ヨーロッパの都市の「美しい街」ランキングで、常に上位に入るチョコのプラハ。他にも、チェスキー・クルムロフやカルロヴィ・ヴァリなども有名ですね。

また、チェコは物価が安いことでも有名で、ヨーロッパ(主に東欧)からの移住者も多く、2017年には約52万人(人口の約5%)ほどの外国人が住んでいます。

映画に出てくるような街並みなので、住んでいるだけでおしゃれな気分がしてくると思います。

それでは、チェコ移住をお考えの方にチェコの基礎データや移住方法などを紹介します。

チェコの基礎データ

チェコ 基礎データ 情報

チェコは東西に細長い形をしており、海に面していない国で、東西南北の国境は、スロバキア、ドイツ、オーストリア、ポーランドと面しています。

1993年まではチェコ・スロバキアという国名だったのですが、チェコとスロバキアに分離したことは有名かと思います。

その他の特徴は、以下になります。

  • 公用語・チェコ語
  • 首都・プラハ
  • 最大の都市・プラハ
  • 人口・1065万人
  • 通貨・チェココルナ(1コルナ=4.72円)
  • 時差・日本のー8時間(夏は7時間)
  • 1人当たりのGDP・22.850ドル(日本のおおよそ半分)
  • 在留邦人数・2017人
  • 失業率・2.5%
  • 電圧・220V、プラグはCタイプ(日本はAタイプ)変圧器と変換プラグをamazonで調べる
  • 多くの人はスラブ人
  • プラハ・カレル大学は1348年に創設された歴史ある大学
  • ドイツ人やハンガリー人の人権を侵害するベネシュ布告がいまだに有効で、近隣諸国と問題を抱えている
  • 元共産党国家
  • アメリカの有名ビールブランド・バドワイザーはチェコ生まれ
  • ビールの消費量が人口当たり世界一で、年間1人当たり183,1L消費いている
  • アイスホッケー・サッカーが有名
  • 国際結婚をする場合は、いつ、どこで、どうやって出会ったかなど根掘り葉掘り聞かれる事あり

チェコ人の性格

チェコ人 性格 国民性

チェコ人はちょっととっつきにくい感じがあり、愛想が悪いと思うことも多いと思います。フレンドリーな見た目をしていないし、愛想笑いなんかも少ないので「感じが悪い」と思うかもしれません。

でもこれは最初だけで、距離が近くなれば優しいし、面白いし、親切な人たちです。

飲みに行ったりしたら、すぐに打ち解けると思います。

人口当たりの年間ビール消費量は世界一なので、よく飲んでいて、陽気におしゃべりをしています。

これは個人的な意見ですが、かなりのおしゃべり好きが多いと思っています。

以前チェコの女の子と一緒に旅行をしていたのですが、すっっっっっごくおしゃべり好きでかなり疲れました。(笑)

スペイン人?ってくらい、ノンストップでしゃべる子でしたね。

治安

チェコ 治安情報<チェコの治安ランキング・dlift.jpより参照>

チェコの治安は、すごくいいですね。とは言っても、日本ほど安全な国はほとんどないので、一定の注意・警戒は必要です。

例えば、プラハ駅周辺はあまり治安が良くないので、夜の一人歩きは控えたほうがいいですね。

また、観光に人気の場所は両替所がたくさんあります。この中には悪質な業者もいるので、レート・手数料を必ず確認し、両替をしたら目の前で数えて確認してください。

水道水

チェコの水は、飲めるけど飲まないほうがいいです。

というのも、日本の軟水と違って硬水なので、おなかが弱い人はおなかが緩くなるかもしれません。ただ、これは慣れれば問題ないのですが、時々茶色の水(おそらく水道管の錆)が出たり、「~~菌が発生したので水道水を飲まないように」などの注意喚起もあるので、短期滞在ならペットボトルの水を買ったほうがいいです。

チェコ人は普通に飲んでいる人もいますが、私の友達はお水を買っている人が多かったです。

ビザ

シェンゲン加盟国なので、180日間の内の90日間であればビザは必要ないです。

90日間以上滞在したい人は、学生ビザや就労ビザ、起業家・投資家ビザなどがあります。

投資家ビザは高額すぎるので、あまり需要はないかと思うので簡単に説明すると、3億5000万円ほど必要です。

こちら「チェコに移住できるビザ5つの申請方法と必要書類」で詳しく紹介しているので、一緒にどうぞ。

就労ビザ

チェコは人口も少ないし市場も小さいので、就職するとなるとなにかスキルがないと難しいと思います。

とは言っても挑戦しない事には何も始まらないので、有名どころの海外転職サイトを紹介するので、問い合わせてみて下さい。

また、こちらは現在年収が600万円以上の方を対象にした転職エージェントですが、外資系・グローバルな求人が約2万件ほどあるので、該当する方はこちらもどうぞ。

グローバル・外資系・ハイクラスの転職ならSamurai Jobs

 

上記エージェントと被りますが、「激選!海外就職・転職に強いエージェント」で海外就職に強いエージェントを詳しく紹介しているので、あわせて読んでみて下さい。

配偶者ビザ

チェコ人と結婚ってなんかロマンチックな響きですが、婚姻ビザの取得は結構大変みたいですね。

取り調べ的なことがあるようで、いろいろ尋問されることがあるそうです。

以前在住者の方にお話を伺ったのですが、

「夫婦が別々の面談室に通され、チェコ語で二人の関係性、例えば、出会いはいつ・どこで、どちらが電話番号を聞いたのか、夫婦の家事の分担、夫/妻の職業詳細などを細かに問われました」

と言われてありましたね。

ただし一つだけいいことがあるとしたら、チェコでは「チェコ人と同棲または結婚をしていて、2年以上チェコに継続して滞在している場合は永住権の申請が可能」なので、永住権が早く取れたら楽ですね。

「チェコのプラハ在住者に聞く、住み心地や生活費」で紹介しているので、こちらもどうぞ。

人気の都市

チェコは行ったことがないと、聞いたことがない都市ばかりだと思います。あまりテレビで報道されるような有名なところはないですよね。

それでも魅力がたっぷりな都市があるので、ご紹介します。また、生活費は、データがある都市だけ紹介しています。

こちら「チェコのおすすめ10都市を紹介!」では観光客用ですが、おすすめの都市を紹介しているので是非ご一緒にどうぞ!

プラハ

チェコ移住 おすすめの都市 プラハ

ヨーロッパに興味がある人なら一度は聞いたことがあると思います、チェコの首都、プラハ。

世界で最も美しい街と呼ばれるくらい、街自体が中世の絵画のようです。

カレル橋にプラハ城、聖ヴィート大聖堂など有名な見どころは上げたらきりがないくらい多いです。

また、国際的な都市なのでチェコ語ができなくても何とか生活できます。が、ある程度のチェコ語覚えたほうがいいですね。

  • 1人あたりの平均月間生活費・・・562ユーロ(約6万8000円)
  • 家賃1bed room市内/市外・・・750ユーロ(約9万円)/567ユーロ(約6万8000円)

クロメルジーシュ(Kroměříž)

チェコ移住 おすすめの都市 クロメルジーシュ

チェコ東部にあるこの都市は、ユネスコの世界遺産に登録されており、1997年にチェコで最も美しい歴史的都市として宣言された場所でもあります。

多くのこの町の建物は、17世紀に建てられたもので歴史を感じるものが多く、また、シャトーガーデンなどの庭園が有名なので、夏になると色とりどりの街になります。

オロモウツ(Olomouc)

チェコ移住 おすすめの都市 オロモウツ(Olomouc)

大学生が多い街で、街はキレイでトラムもあるので生活しやすい街です。

パラツキー大学は1573年に創立された歴史のある大学で、24時間年中無休で空いているそうなので、立ち寄ってカフェでコーヒーでも飲んでくつろげます。

また、街の中心部にはオロモウツ聖三位一体柱があり、ユネスコの世界遺産に登録されています。

街並みは、ウクライナのリヴィウを思わせるような雰囲気で、歴史のある建物が立ち並んでいますね。

写真好きには、たまらない場所かもですね。

  • 1人あたりの平均月間生活費・・・500ユーロ弱(約6万円)
  • 家賃1bed room市内/市外・・・374ユーロ(約4.5万円)/296ユーロ(約3.5万円)

チェスキー・クルムロフ(Český Krumlov)

チェコ移住 おすすめの都市 チェスキー・クルムロフ(Český Krumlov)

人口約1万3000人ほどの小さなこの町は、ルネサンス様式の建築が多く、1992年には世界文化遺産に登録されています。

多くの建築物は16世紀に建てられたものが残っているので、映画の世界に飛び込んだかのような錯覚になります。

街自体は小さいので、観光地なんかも基本は歩いて回れます。

プラハやブルノなどの大都市が向いていない人は、ここなんて合うと思いますよ。

最後に

生活の便利さなどを考えるとプラハは良い都市だと思いますが、個人的にはカントリーサイドのゆっくりした空気が好きなので迷いますね。

唯一の問題は、チェコ語表記はアルファベットっぽいので読めそうなんですが、慣れるまでなかなか読めないので、チェコ語を少しは学ばないと生活が大変でしょうね。

おすすめオンラインスクール・移住前に現地の言葉を学ぼうで、ITALKIというチェコ語のネイティブ講師もいるオンラインスクールを紹介しているので、ぜひこちらも一緒にどうぞ。